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2016.4.15 ニュース & 関連イベント を更新いたしました



 明治13年、大阪の堺市には95の酒蔵がありました。それが、昭和41年には、 ゼロに。堺市は、昭和20年7月、終戦の直前に大空襲を受けています。これは、堺の酒造事業にとっては、致命的なものだったでしょう。「金の鳩」を造っていた益田酒造も、昭和22年に操業を停止しました。
八幡神の神使が金鳩だ、ということにその名が由来する「金の鳩」は、百舌鳥八幡宮の御神酒でもありました。酒蔵復興の第一弾として「金の鳩」という銘
柄を復活させましたが、そこには、堺の繁栄と世界平和への思いが込められて
います。
この日本酒ができた背景には、あまり知られていませんが、堺とキリスト教の
深い関係が存在しています。そのことを意識して、2種類のお酒の一つのラベルに描かれた鳩は、嘴にオリーブの枝を咥えています。この鳩は、平和への思い をこめて百舌鳥八幡宮から飛び立ち、おそらくは、エルサレムのゲッセマネの 園にあるオリーブの木の枝を咥えて、ローマ法王のもとへとたどり着いたの だと思われます。




「金の鳩」を造っていた益田酒造は、現存していません。この度、販売するお酒 は、その復興のために、東京青梅市の小澤酒造に依頼して委託生産したものです。